DraftSightの面取りについてお探しですね。
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DraftSightで角を加工しよう!面取りとフィレットの使い方を分かりやすく解説
DraftSightで機械部品や建築の図面を描くとき、角を斜めに切り落とす「面取り」や、角を丸くする「フィレット(角丸め)」はとてもよく使う機能です。
でも、使い始めたばかりだと、どうやってコマンドを実行すればいいのか、寸法をどこで入れればいいのか、ちょっと迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、面取りとフィレットの基本的な使い方から、正確な寸法の入れ方、実際の作業で役立つ便利な機能まで、順番に説明していきます。
面取り(Chamfer)で角を斜めにカットする方法
面取りは、2本の線が交わっている角を直線でスパッと切り落とす機能です。
機械設計では、部品の角が尖っていると危ないので、ちょっとだけ削る「糸面取り」という加工をよく指示します。
そのときに使うのがこの機能です。
面取りを使うには、画面上の「修正」メニューから「面取り(Chamfer)」を選ぶか、コマンドウィンドウに「CHAMFER」と入力してEnterキーを押します。
コマンドを実行すると、角を作っている線のうち1本目を選んでくださいと言われますが、その前にまず「どれくらいの大きさで切り落とすか」を設定する必要があります。
面取りの形を決める方法は、大きく2つあります。
「距離で指定する方法」と「角度で指定する方法」です。
距離で指定する場合
コマンドを実行したら、キーボードで「D」と入力してEnterキーを押します。
すると「距離1」と「距離2」を順番に入力してくださいと表示されます。
これは、角の頂点からそれぞれ何ミリのところで切り落とすかを決める数字です。
普通は左右対称に切り落とすことが多いので、同じ数字を2回入力します。
設定が終わったら、1本目の線をクリック、次に2本目の線をクリックすると、指定した距離で角が切り落とされます。
角度で指定する場合
コマンドを実行したら「A」と入力してEnterキーを押します。
この方法では、1本目の線に対する「距離」と、切り落とす線の「角度」を入力します。
たとえば、距離を5、角度を45度にすれば、よくある45度の面取り(C面取り)がサッと作れます。
図面の指示に合わせて、距離と角度を使い分けましょう。
一度設定した数値はDraftSightが覚えていてくれるので、同じ寸法の面取りを何度もやる場合は、設定を飛ばしていきなり線を選ぶだけでOKです。
フィレット(角丸め)で角を丸くする方法
フィレットは、角を円弧状に丸くする機能です。
図面では「R面取り」とか「Rをつける」なんて言い方をすることもあります。
製品を触ったときの感触を良くしたり、力が集中するのを防いだりするために大切な加工です。
フィレットを使うには、「修正」メニューから「フィレット(Fillet)」を選ぶか、コマンドウィンドウで「FILLET」と入力します。
面取りと操作の流れはよく似ていますが、フィレットでは距離や角度ではなく「半径(R)」を指定して丸みの大きさを決めます。
半径を指定する手順
フィレットのコマンドを実行すると、コマンドウィンドウに今の設定(トリムモードとか、今の半径とか)が表示されます。
最初は半径が「0」になっていることが多いので、まずは角を丸めるための半径を入力しましょう。
キーボードから「R」と入力してEnterキーを押すと、「半径を指定」と出てきます。
ここで好きな数字(たとえば「5」とか)を入力してEnterキーを押せば、設定完了です。
半径を入れ終わると、「1つ目のエンティティを指定」という画面に戻ります。
ここで角を作っている1本目の線をクリックして、続いて「2つ目のエンティティを指定」と言われたら2本目の線をクリック。
すると、2本の線が交わっている角が、さっき指定した半径の円弧できれいに丸められます。
フィレットも面取りと同じで、一度入力した半径の数字は次回も使えます。
だから、図面の中のいくつもの角に同じR(半径)をつけたいときは、毎回入力し直さなくて大丈夫です。
作業がグッと速くなる便利なオプション機能
DraftSightの面取りとフィレットには、1つの角を処理するだけじゃなくて、図面作成のスピードをグンと上げる便利なオプションがあります。
代表的なのがこの3つです。
– **複数(M)**:連続して何箇所も処理できる
– **ポリライン(P)**:図形の全部の角を一気に処理できる
– **トリムモード(T)**:元の角の線を残すか消すか選べる
複数(M)オプション
同じ寸法の面取りやフィレットを何箇所もやりたいとき、すごく便利です。
普通は1箇所処理するとコマンドが終わっちゃいますが、コマンド実行直後に「M」と入力しておくと、Enterキーを押すまで何度でも線を選び続けられます。
ポリライン(P)オプション
四角形みたいな閉じたポリライン図形の角を、全部まとめて処理する機能です。
コマンド実行後に「P」と入力して、対象の図形の線をクリックするだけで、その図形が持っている全部の角に一気に面取りやフィレットがかかります。
部品の外形線をポリラインで描いているときは、角を1つずつ選ぶ手間が省けるので、作業時間がかなり短くなります。
ただし、面取りの距離設定が左右で違う場合(距離1と距離2が違うとき)は、クリックした場所に近い角が基準になるので、ちょっと注意が必要です。
トリムモード(T)
角を処理したとき、元の角の線を「消す(トリム)」か「残す(非トリム)」かを選べる設定です。
初期設定ではトリムモードになっていて、角を丸めたり切り落としたりすると余分な線は自動的に消えます。
でも、設計の都合で元の角の交点を残しておきたいときもありますよね。
そんなときはオプションで「T」を選んで、非トリムモード(N)に切り替えればOKです。
このトリムモードの設定は面取りとフィレットで共通なので、片方で非トリムにすると、もう片方でも設定が引き継がれることを覚えておきましょう。
面取り・フィレットができない?よくあるトラブルと解決方法
DraftSightを使っていると、ちゃんと手順通りにやっているつもりなのに、面取りやフィレットができなくてエラーが出ちゃうことがあります。
初心者がつまずきやすい原因は、だいたいこの3つです。
1. 数値が大きすぎる
たとえば、長さが10mmしかない短い線に対して、半径15mmのフィレットをかけようとすると、物理的に円弧が描けないのでDraftSightは処理できません。
対象の線の長さに対して、入力した半径や距離が合っているか、もう一度確認してみましょう。
2. 選んだ2本の線が平行になっている
完全に「平行」な2本の線には、普通の面取りやフィレットはかけられません。
角を作るには、線同士が交わっているか、延長すれば交わる角度になっている必要があります。
ただし、フィレットには特別な例外があります。
2本の平行線を選んでフィレットを実行すると、その2本の間隔を直径とする半円が自動的に描かれて、線の端をきれいに閉じる形が作れます。
これは長穴(スロット)の形を描くときなんかに、めちゃくちゃ便利な隠れ機能です。
3. 図形がブロック化されているか、画層がロックされている
対象の図形が「ブロック化」されていたり、違う「画層(レイヤー)」でロックがかかっていたりすると、コマンドがうまく動かないことがあります。
線が選べない、または選んでも何も起こらない場合は、まずその図形が編集できる状態かチェックしましょう。
ブロック化されている場合は、「分解(Explode)」コマンドを使って個別の線にバラす必要があります。
こういったトラブルの原因と対処法を知っておけば、DraftSightでの作図作業がスムーズに進んで、図面を完成させるのがグッと楽になりますよ。
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